記録はいつしか思い出になる
毎年、この時期に朝のドキュメンタリーを撮影させていただいているパン屋さん。
今年で11回目の撮影、お兄さんの七五三をはじめとするとついに干支が一周しました。
変わらず撮影をさせていただき、僕も気付けば歳を重ねている不思議。
長い期間を撮影させていただていると兄弟の距離感、家族の空気、実際的な見た目の変化、いろいろなものがその時その時で異なる。
記録はいつしか思い出になることを強く感じます。
来年、お兄さんの進路によってはこの形で撮影することが今回で最後になるかもしれません。
大切な人生の宝物を残すことができただろうか。
不安ではありますがその時その時の僕が、しっかり向かい合って撮影させていただいた自負はあります。
写真屋としてどうしても手癖や小技が撮影に反映されそうで、ありのままを撮ることの難しさを痛感します。
朝の準備から家族写真、登校、パン屋の開店まで、良い写真撮影をさせていただきました。